お友達がたくさん集まることができる家が欲しいとの希望でした。そこで、和室とリビング、ダイニングを繋げ、間仕切りの建具は引き込めるようにすることで、集まる人数や関係性によって空間利用の調整の出来るプランとしました。内部は木と漆喰塗り仕上げで、柱も見えているので、点検が容易にできます。
玄関ホールは木と漆喰の素材感のある家ながら、漆喰の柱を並べる事により、スッキリとしたデザイン性を持たせることができました。
玄関から廊下を通り、右の和室の入り口を過ぎてリビングへ入ります。
リビングは小屋裏を使った天井の高い空間になっており、ダイニング、リビング、和室の開口部を開け放すと平面的にも一体の広い空間になります。
リビングからの開口部を閉めた時の状態です。建具職人さんの技が生きています。小屋裏の開口は季節により開け閉めして温度、風の調節ができます。
２階の床近くに無双窓が付けてあり、上下階の一体感があります。
キッチンはカウンター下が水切り収納になっており、スッキリと片付くようにしました。
２階のトイレの腰壁は水に強い杉の赤身を貼りました、手洗いは梁材の残り材で作りました。
リビング上部の空気抜き窓です。下から上に風が流れます。
ロフト上部にも窓を付けて１階からの空気が抜けていきます。
子供室の無双窓から下のリビング、ダイニングにつながり、上下の気配が感じることができます。
ダイニング窓からは川も山も望めます。春には川縁の桜の花も見る事ができます。
